関西ペイントは次第に上げて出直り強める、第1四半期の売上高が過去最高、PER割安など再評価

■海外が7割超だが「北米」は少なく円安よりも実力で高業績の見方

 関西ペイント<4613>(東証プライム)は9月21日、時間とともに強含む相場となり、後場寄り後は一段と上げて4%高の2298.5円(90.5円高)をつけ、出直りを強めている。第1四半期(2023年4~6月)の連結売上高は四半期として過去最高を更新するなどで業績好調な上、今期予想1株利益242円47銭からみた株価の割安感(PER9倍)などが言われている。

 この4~6月の連結営業利益は前年同期比42.6%増加した。同社の連結売上高は7割超を海外で占め、インド27%、欧州23%、アジア13%、アフリカ7%、北米は「その他」に含まれ1.5%。日本国内は28.5%。このため、円安の恩恵は北米比率の高い企業ほど大きくなく、実力で高業績を挙げたと受け止められている。9月14日には、みずほ証券が投資判断「買い」継続の上で目標株価を300円引き上げ3000円に設定し直したと伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■電力・電線株に注目、AIとGXが切り拓く新たな投資機会  ソフトバンクグループ<9984>(東証…
  2. ■初心者プログラマーはJavaから始める?人気の理由とキャリアパス  インタースペース<2122>…
  3. ■原材料価格の高騰や経費増大で  崎陽軒は、2025年2月1日(土)から製品の価格を改定すると発表…
2025年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  

ピックアップ記事

  1. ■不動産株投資、代替投資としての可能性に注目  新型コロナ感染症のパンデミック時にリモートワーク需…
  2. ■ムゲンエステート、ミガロホールディングスなど高値更新―富裕層のオルタナティブ投資が牽引  昔から…
  3. ■金利上昇期待高まる、金融株に注目集まる  日銀の政策金利引き上げを受け、3メガバンクが普通預金金…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ大統領の就任や日銀の政策金利引き上げ…激動の相場を生き抜くヒント  前日26日に千秋楽を…
  5. ■トランプ政権と金融政策に影響されない銘柄の選別法  昨年IPOされた86銘柄には、リベンジ相場と…
  6. ■株主価値向上を目指すIPO市場の課題  IPO(新規株式公開)市場は、2024年12月27日の2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る