小田急電鉄は一夜明けて買い直される、21日の業績予想発表後は軟調だったが22日は高い

業績でみる株価

■第2四半期の連結営業利益は従来予想を48%上回る見込みに

 小田急電鉄<9007>(東証プライム)は9月22日、値を戻して始まり、取引開始後は2347.5円(26.5円高)まで上げ、1週間前につけた2021年11月以来の高値2368円に向けて出直っている。21日の13時過ぎに第2四半期の連結業績予想(2023年4月~9月・累計)の修正を発表し、この日は大引けまで軟調だったが、一夜明けて見直される形になっている。

 鉄道業やホテル業等における営業収益が想定を上回って推移しているとし、4月~9月の連結営業利益は4月に開示した前回予想を47.9%上回る247億円の見込みに引き上げた。一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は52.6%引き下げた。23年6月に譲渡した小田急センチュリービルについて、固定資産売却益の計上を第2四半期連結累計期間に予定していたものの、設備更新工事完了後の第3四半期以降に変更となったことなどにより、四半期純利益は下方修正した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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