科研製薬、原発性腋窩多汗症治療剤「エクロック ゲル5%」が2023年度グッドデザイン賞を受賞

■直接腋窩に塗布できる新容器

 科研製薬<4521>(東証プライム)は5日、今回、原発性腋窩多汗症治療剤「エクロック ゲル5%(ツイストボトル)」について、本日、2023年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を大成化工(大阪府茨木市)と共同で受賞したと発表した。

 「エクロック ゲル5%」は、日本初の外用の原発性腋窩多汗症治療剤であり、科研製薬が2020年11月より販売している。「エクロック ゲル5%(ツイストボトル)」は塗布部をひねる(ツイスト)ことで吐出面に計量された薬剤が吐出され、直接腋窩に塗布できる新容器として、2023年6月に販売を開始した。

 「エクロック ゲル5%(ツイストボトル)」は、抗コリン作用による副作用を低減するために、薬液が手につく機会の低減及び患者の利便性を向上するために、以下の3つのコンセプトで設計した。

1.定量吐出を可能にした計量機構
2.吐出後に手を汚さずに腋窩に直接塗布できるデザイン
3.持ち運びが容易なシンプルな小型容器

 今回の選考では、「ノズル部をツイストすることで計量された薬剤が上部に吐出され、そのまま手を汚さず、直接脇に塗布できるという薬剤容器である。溢れにくさはもちろん、保存時は外気と遮断される構造になっており、薬液とユーザーの双方に対して最適な仕上がりを提供する、秀逸な構造を持っている。今回は多汗症のための容器であるが、今後は薬剤の進化とともに様々な症状に応えてくれる快適な使用感を伴った提案に期待したい。」という審査員からの評価を受け、2023年度グッドデザイン賞の受賞に至ったとしている。

 なお、科研製薬は、本日5日付で、原発性腋窩多汗症治療剤「エクロック」(一般名:ソフピロニウム臭化物)について、Dong-Wha Pharm.Co.,Ltd.(韓国 ソウル市「ドンファ社」)が、2023年9月27日に韓国の食品医薬品安全処(MFDS:Ministry of Food and Drug Safety)に販売承認申請を提出したと発表した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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