クシムが一段高、博報堂グループとの「まるごとトークン」開始など好感

■PBR1倍未満、資産効率の向上に向けた期待も強い

 クシム<2345>(東証スタンダード)は10月6日、3日続伸基調となり、18%高の384円(58円高)まで上げて約4か月ぶりに380円台を回復、午前10時30分を過ぎて東証スタンダード銘柄の値上がり率1位に躍り出ている。PBR(株価純資産倍率)が1倍未満のため、資産効率向上に向けた施策への期待が強い中で、5日、「企業のトークン活用を総合支援する『まるごとトークン』の提供開始」と発表し、期待が強まった。

 発表によると、連結子会社チューリンガム株式会社が、博報堂キースリー(東京都港区)、Stake Technologies Pte. Ltd.(シンガポール)、博報堂DYメディアパートナーズ(東京都港区)と共同で『まるごとトークン』の提供を開始した。事業活動にトークン発行を掛け合わせて新たな価値創造を検討している企業は、トークン活用における顧客体験設計、トークンエコノミクス設計、トークン発行・運用まで、一気通貫したサービスを享受できるようになったという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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