霞ヶ関キャピタルは上場来初の9000円台に進む、連続大幅増益の見通しや東証プライム銘柄への昇格に加えプロバスケットボール「仙台89ERS」スポンサーを好感する様子も

■ホテル事業が急回復し、物流事業とあわせて主力事業に成長

 霞ヶ関キャピタル<3498>(東証プライム)は10月10日、前引けにかけて9%高の9550円(770円高)まで上げ、後場も13時50分にかけて7%高前後で売買され、一段高と上げて上場来初の9000円台に進んでいる。10月3日に2023年8月期決算と中期計画の上方修正などを発表し、6日には8月期決算の説明の内容書き起こしを開示。また、6日付で、東証の所属市場がそれまでの東証グロース銘柄から一気に東証プライム銘柄へと昇格(市場区分の変更)し、期待の強い相場が続いている。6日には男子プロバスケットボール「仙台89ERS」(センダイエイティナイナーズ)とのスポンサー契約も発表しており、これによる知名度や企業イメージの向上に期待する様子もある。

 2023年8月期の連結決算は、物流施設への需要が引き続き伸びた上、ホテル事業は急速に回復し、物流事業とあわせて主力事業へと成長するなどで、売上高が前期比79.4%増加し、営業利益は同2.1倍だった。今期・24年8月期の予想も売上高を60.9%増、営業利益を91.3%増などとした。中期経営計画では、24年8月期の純利益を20億円から50億円に大きく上方修正し、営業利益と当期純利益は1年前倒しの25年8月期に達成する計画とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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