
■期待材料にテクニカル妙味が加わる相場
ビーマップ<4316>(東証グロース)は7月28日、再び急伸し、午前11時にかけて15%高の744円(99円高)まで上げ、約半月ぶりに年初来の高値を更新している。7月3日に「宇宙・防衛事業準備室」の開設を発表し、株価は翌日からストップ高を交えて急伸し、同14日の744円まで2倍近く急騰。その後は調整含みだったが、ほぼ「半値押し」水準まで調整したあと急激に反発してきた。「半値押し」水準まで下げる直前には、同事業の提携先企業がイスラエルに宇宙・防衛テックに特化したファンドを設立し設立と発表しており、直近の急伸については、テクニカル的な買い妙味と期待材料の両面から買いが再燃したとの見方が出ている。
このうちテクニカル的な妙味では、7月3日の「宇宙・防衛事業準備室」開設を契機とする急騰相場が「N」字型の上げになっており、経験則的には直近の上げ相場が最初の上げ幅と同程度になる可能性があるようだ。この場合は930円どころまで上値が見込めることになる。また、直近の上げ相場が直近までの調整幅の「倍返し」(2倍の上げ幅)になることもあるとされ、この場合も930円どころまで上値が見込めることになる。果たしてどうなるか注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)