17日新規上場のケイファーマは875円(公開価格は950円)で初値をつけ955円まで上げる

株式市場 IPO 鐘

■慶應義塾大学医学部発の創薬開発ベンチャー

 10月17日新規上場となったケイファーマ<4896>(東証グロース)は、取引開始から15分後に875円(公開価格は950円)で初値がつき、その後851円をつけたが955円まで上げて売買されている。

 慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業として、2016年11月に「医療イノベーションを実現し、医療分野での社会貢献を果たします」を経営理念として、医薬品および再生医療等製品の研究・開発・製造・販売を事業目的として設立。

 開発注の有力パイプラインとしては、アルフレッサファーマ株式会社と共に第Ⅲ相試験に向けて準備を進めている筋萎縮性側索硬化症(以下ALS)治療薬候補がある。また、2023年8月31日に独立行政法人国立病院機構大阪医療センターと共同研究契約を締結したヒトiPS細胞による慢性期脳梗塞、脳出血、および外傷性中枢神経損傷に対する新規再生医療等製品の開発研究も注目されている。

 業績見通し(2023年12月期・個別、会社発表)は、売上高1000百万円(前事業年度は発生していない)、営業利益302百万円(前年同期は353百万円の営業損失)、当期純利益180百万円(同392百万円の当期純損失)を見込んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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