【株式市場】日経平均は348円高、後場は終盤まで小動きだが上げ幅を保ち3日続伸

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万1949円489銭(348円24銭高)、TOPIXは2322.39ポイント(11.71ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は17億7077万株

 11月2日(木)後場の東京株式市場は、前場上げた半導体関連株が高値もみ合いに転じ、同じく自動車株はややダレ模様に転じるなど、NY株高を受けた買いは一服模様になった。個別物色の色合いが強まり、正午前に四半期決算と業績・配当予想の増額修正を発表したキッコーマン<2801>(東証プライム)は後場一段高となり、13時過ぎに発表したダイセル<4202>(東証プライム)も一段高。一方、同じ増額修正でも三菱商事<8058>(東証プライム)やSUBARU<7270>(東証プライム)は軟化した。日経平均は上げ幅300円台のまま大引けまで小動きを続け、大引けは3日続伸だが1万2000円回復は持ち越した。

 後場は、13時に四半期決算などを発表したヤマタネ<9305>(東証プライム)が一時急伸し、14時に四半期決算を発表した愛知時計電機<7723>(東証プライム)は急動意となって上げ幅を広げ、14時30分に発表した住友商事<8053>(東証プライム)も急動意。あじかん<2907>(東証スタンダード)は朝から大引けまで終日気配値のままストップ高となり業績予想の大幅な増額修正など好感。三菱食品<7451>(東証スタンダード)は業績・配当予想の増額修正など好感され前場の高値付近で推移。マイクロアド<9553>(東証グロース)は子会社の中途採用向け新サービスなど好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は17億7077万株(前引けは8億9047万株)、売買代金は4兆5739億円(同2兆3472億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は882(前引けは811)銘柄、値下がり銘柄数は722(同800)銘柄。

 東証33業種別指数は18業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位は、サービス、電力ガス、空運、電気機器、機械、繊維製品、金属製品、化学、精密機器、、陸運、食料品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る