【株式市場】前場の日経平均は401円安、引き続き超低金利の解除時期など巡り手控え感

◆日経平均は3万5835円07銭(401円40銭安)、TOPIXは2507.65ポイント(24.27ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億3159万株

 1月26日(金)前場の東京株式市場は、引き続き日銀のマイナス金利解除の時期などを巡って手控え感の強い様子となり、NYダウの242ドル高最高値などには反応が鈍く、トヨタ<7203>(東証プライム)やソニーG<6758>(東証プライム)など概して軟調に推移。昨25日まで続々最高値更新だった半導体関連株も東京エレク<8035>(東証プライム)などが上げ一服の反落となった。一方、原油高を受けて石油資源開発<1662>(東証プライム)は2010年以降の高値を更新した。日経平均は233円安で始まり、ほどなく428円33銭安(3万5808円04銭)まで下押したが、これを下値に前引けまで一進一退。底堅いとの見方が出ていた。

 大平洋金属<5541>(東証プライム)が飛び出すように急伸し旧村上ファンド系の投資ファンド、シティインデックスイレブンスが保有と伝えられ思惑買い集中。未来工業<7931>(東証プライム)は業績予想の増額修正など好感されストップ高。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は次第高となって出直り強め、物価高の局面で衣料品などのリユース需要が高まるとされ都区部の消費者物価指数など材料視。ぷらっとホーム<6836>(東証スタンダード)は大容量かつ可用性に優れた大規模システム向けログサーバー発表などで2日連続ストップ高。セキド<9878>(東証スタンダード)は業績予想の増額修正が好感され一段高。ブレインズテクノロジー<4075>(東証グロース)はNTTグループへの製品採用を好感する相場の第2幕とされ2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億3159万株、売買代金は2兆4385億円。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は561銘柄、値下がり銘柄数は1039銘柄。

 東証33業種別指数は3業種の値上がりにとどまり、ゴム製品、鉱業、繊維製品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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