SWCCが急伸、通期利益予想の増額修正と自社株買いを好感、一時21%高

業績でみる株価

■昭和電線ホールディングスが4月に社名変更

 SWCC<5805>(東証プライム)は11月6日、飛び出すように急伸して始まり、取引開始後に21%高の2569円(455円高)まで上げ、2000年以来の高値に進んでいる。昭和電線ホールディングスが2023年4月1日付で社名を変更。前取引日の11月2日に発表した第2四半期連結決算で3月通期の営業・経常・当期純利益の予想を増額修正し、同時に自己株式の取得(自社株買い)も発表し、好感買いが先行している。

 第2四半期連結決算(2023年4~9月・累計)は、前年同期比で売上高が3.8%減、営業利益は3.5%増、四半期純利益は11.4%減だった。しかし、3月通期の各利益の予想を増額修正。「電力工事件名の下期偏重等の想定から、当初上期進捗を例年よりも緩やかな見通しとしていたが、建設関連での堅調な業績等を受けて、当第2四半期連結累計期間の業績が当初想定を上回り推移したこと」(決算短信)などにより、営業利益は5月に開示した予想を7.5%上回る115億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同7.1%上回る75億円の見込みに見直した。

 自社株買いは、67万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合2.24%)、取得総額10億円を各上限に、2023年11月6日から24年1月31日までの予定で行う。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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