日本航空は後場上昇相場に転換、昼発表の好決算と増配を好感、円高は逆風だが高い

■前期は売上収益11.6%増加、今期は7.2%増を見込む

 日本航空<9201>(東証プライム)は5月2日の正午に3月決算と配当の増額修正などを発表。株価は後場寄り後に上値を追い、前引けの2580.5円(19.0円安)から一時2662.0円(62.5円高)まで上げて戻り高値を更新している。円高のときに値上がりする傾向の強い銘柄で、今日は逆風だが、決算発表を境に逆風を突いて値上がりしている。

 2025年3月期の連結決算(IFRS)は、売上収益が前期比11.6%増加し、「財務法人所得税前利益」は同18.7%増加、親会社の所有者に帰属する当期利益は同12.0%増加など好調だった。今期・26年3月期の予想は売上収益を7.2%増加、「財務法人所得税前利益」を16.0%増加などとし、連続拡大の見込みとした。25年3月期の期末配当は1株46円(従来予想比6円増)に見直し、年間配当は同86円(前期比11円の増配)になる。さらに、26年3月期は年92円の予定(同6円の増配)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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