【株式市場】日経平均は758円高、上げ幅は今年最大、日米の金利安定など好感

◆日経平均は3万2708円48銭(758円59銭高)、TOPIXは2360.46ポイント(38.07ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場急増し20億4476万株

 11月6日(月)後場の東京株式市場は、前場活況高の値がさ半導体株や自動車株の一部に利食いと見られる売りが出て高安混在となり、レーザーテック<6920>(東証プライム)は次第に値を消し、トヨタ<7203>(東証プライム)は高値もみ合いとなった一方、アドバンテスト<6857>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)は一段ジリ高。並行して鉄鋼株も強含みJFEホールディングス<5411>(東証プライム)は一段ジリ高。前場下げた海運株も商船三井<9104>(東証プライム)などが持ち直した。出光興産<5019>(東証プライム)なども堅調。日経平均は前場の高値(816円65銭高の3万2766円54銭)に迫る水準で終盤まで小動きを続けたが大引けも上げ幅円台で4日続伸。上げ幅は11月1日の742円高を上回り今年最大となった。

 後場は、住友電気工業<5802>(東証プライム)や日東紡績<3110>(東証プライム)が一段と上げ、四半期決算と業績予想の増額修正など好感。インフォマート<2492>(東証プライム)は10月末に発表した四半決算と証券会社による積極評価が好感され3日続けて大きく出直り、太平製作所<6342>(東証スタンダード)は13時に発表した業績予想の増額修正が好感され急伸しストップ高。三菱ロジスネクスト<7105>(東証スタンダード)も13時半に発表した業績予想と配当予想の増額が好感され一段高。AIAIグループ<6557>(東証グロース)は前週末取引日に発表した業績予想と配当予想の増額など好感され朝から大引けまで終日買い気配のままストップ高。AnyMind Group<5027>(東証グロース)は韓国への進出が好感されて一段と上げストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は後場急増し20億4476万株(前引けは9億7541万株)、売買代金は5兆1756億円(同2兆5421億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は1260(前引けは1322)銘柄、値下がり銘柄数は372(同294)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、非鉄金属、機械、輸送用機器、電気機器、サービス、精密機器、不動産、卸売り、その他金融、鉄鋼、ゴム製品、繊維製品、硝子土石、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る