【株式市場】前場の日経平均は196円安、NY株安に加え為替介入も気にされ反落模様に

◆日経平均は3万2450円03銭(196円43銭安)、TOPIXは2326.72ポイント(8.40ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億5666万株

 11月10日(金)前場の東京株式市場は、ソニーG<6758>(東証プライム)やソフトバンクG<9984>(東証プライム)などが四半期決算発表を受けて下げる銘柄が目につき、半導体関連株は米NASDAQの10日ぶり反落などを受けて高安混在。自動車株も円相場が介入警戒ラインに差しかかったとの見方などで総じて軟調となった。一方で、住友商事<8053>(東証プライム)や出光興産<5019>(東証プライム)、商船三井<9104>(東証プライム)などは堅調でJR各社などの鉄道株、高島屋<8233>(東証プライム)などもしっかり。日経平均は155円安で始まり、午前10時にかけて398円22銭安(3万2248円24銭)まで下押したが、イスラエルが一日4時間停戦と伝えられるなどで次第に持ち直し、前引けは196円安にとどまった。

 マルハニチロ<1333>(東証プライム)が6日の発表後ほぼ連日高のまま高値を更新。トレンドマイクロ<4704>(東証プライム)は総額1000億円の期末株主還元策など好感されストップ高。やまみ<2820>(東証プライム)もストップ高となり四半期決算を好感。アクセルマーク<3624>(東証グロース)は9月決算と業績予想が好感され大幅反発。ストレージ王<2997>(東証グロース)は2日連続大きく上げアーバネットコーポレーション<3242>(東証スタンダード)との業務提携を連日好感。

 東証プライム市場の出来高概算は8億5666万株、売買代金は2兆2412億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は636銘柄、値下がり銘柄数は981銘柄。

 東証33業種別指数は16業種が値上がりし、海運、水産農林、石油石炭、建設、保険、銀行、食料品、ガラス土石、電力ガス、卸売り、陸運、証券商品先物、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る