ジャパンエンジンコーポはストップ高買い気配、業績・配当予想の大幅な増額修正を好感

■省エネ主機関など好調、3月期末配当は従来予想比35円増の70円に

 ジャパンエンジンコーポレーション<6016>(東証スタンダード)は11月10日、買い気配のままストップ高の5110円(700円高、16%高)に達し、朝の取引開始から値のつかない状態のまま急伸相場となって大きく出直っている。9日の15時に第2四半期決算と今期・2024年3月期の業績・配当予想の大幅な増額修正を発表し、買い集中となった。23年9月中間配当は8月に開示した従来予想を1株につき10円増の30円の予定とし、3月期末配当は従来予想を35円上回る70円の予定とした。

 23年4~9月は、最新鋭省エネ主機関を中心に受注が好調で、また、環境対応設備を主機関に搭載することで販売単価の改善も進展。進んでいる。修理・部品等の分野では、アフターサービスは、船舶の稼働率改善により堅調に推移し、ライセンス・部品供給は、ライセンシーでの受注拡大でロイヤリティー収入が拡大するとともに、キーコンポーネントの販売も伸長しているとした。今3月期の予想は、8月に開示した従来予想に対し、売上高は8.1%上回る見込みに、営業利益は何と3倍の15億円の見込みに、当期純利益は8割増の20億円の見込みに引き上げた。増額後の予想1株利益は289円40銭で、割高感がなくなったとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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