ワークマンが後場一段と出直る、このところの円高を受け「円安の影響」後退に期待

ワークマン 7564

■記録的な残暑の影響も残るが下期の展開に期待強まる

 ワークマン<7564>(東証スタンダード)は11月21日、前後場ともジリ高傾向となり、後場寄り後には6%高の4325円(245円高)まで上げ、出直りを強めている。11月6日に発表した第2四半期決算で売上原価について「円安の影響を限定的に留める」(決算説明資料)などとし、円安は逆風になることを明示。このところの外為相場が急激な円高に振れている点などを好感する買いが流入してきたとみられている。

 第2四半期決算(2023年4~9月・累計)は売上高が前年同期比8.9%増加した一方、営業利益は同1.4%減で、四半期純利益も同1.9%減だった。在庫については、「残暑の影響で夏物は順調に消化する一方、通年及び秋冬物が増加」(同)とし、この夏の記録的な猛暑の「副作用」も少なからずあった。3月通期の業績予想は増収増益を据え置いており、円安の影響後退によって通期業績に上振れの可能性が出てくることを期待する様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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