セブン&アイ、オーストラリア最大のコンビニ事業者を約1672億円で買収

セブン&アイ・ホールディングス 3382

■グローバルCVS戦略の一環、店舗ネットワーク拡大とESG分野でリーダーシップを目指す

 セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東証プライム)は30日、オーストラリアのコンビニエンスストア事業と燃料小売事業を展開する Convenience Group Holdings Pty Ltd(SEA)の全株式を、子会社の7-Eleven International LLC(7IN)を通じて、1,710百万豪ドル(約1672億円)で取得することを発表した。これにより、SEAの完全子会社であるCONVENIENCE HOLDINGS PTY LTDが、セブン&アイ・ホールディングスの特定子会社になる見込みである。

 どう件取引の目的は、グローバルCVS戦略の一環として、オーストラリア市場における店舗ネットワークの拡大とESG分野におけるリーダーシップを目指すことである。オーストラリア市場は、多様な人口を有する成長市場であり、SEAはオーストラリア最大のコンビニエンスストア小売業者である。セブン&アイ・ホールディングスは、日本と北米で培った商品力や事業運営ノウハウ、M&Aによるシナジー創出のノウハウを活かして、SEAの成長性を引き出し、企業価値の向上を図るとしている。また、ESG分野においても、拡大したネットワークとプレゼンスを梃子に、オーストラリア市場における取組を加速していくという。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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