東京電力HDは一段と出直る、原発「年内にも最終判断へ」と伝えられ期待強まる

銘柄

■原子力規制委員会「出尽くし安」防ぐ巧妙な判断と評価の声も

 東京電力HD(東京電力ホールディングス)<9501>(東証プライム)は12月7日、一段と出直って始まり、取引開始後は4%高の720.0円(28.0円高)まで上げ、約2か月半前につけた2019年以来の高値725円(2023年9月21日)に迫っている。原子力規制委員会が6日に開催した定例会合について「柏崎刈羽原発の運転禁止の命令解除、年内にも最終判断へ」(NHKニュースWEB12月6日18時32分)などと伝えられ、原発の運転再開への期待が一段と強まった。

 報道によると、「いずれの報告内容についても委員から異論は出されず」「早ければ年内にも判断が示される見通し」という。これを受けて株式市場関係者からは、原発の運転再開が確定してしまうと相場心理に特有の「出尽くし」感が台頭しかねないが、この点で規制委員会の皆さんは相場のことをよくご存じなのではないか、といった受け止め方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■岡崎医療センターで実証、医療従事者の負担軽減と業務効率化を確認  川崎重工業<7012>(東証プ…
  2. ■全国の介護事業者が安心して選定可能、TAISコード取得で信頼性向上  丸文<7537>(東証プラ…
  3. ■生成AIへの危機感、弁護士の間で高まる  GVA TECH<298A>(東証グロース)は8月21…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る