And Doホールディングス、「ハウス・リースバック」で取得した不動産を流動化しファンドに譲渡

ビジネス 万年筆 メモ

■今回の譲渡資産(信託受益権)は戸建住宅および区分所有建物124件(予定)

 And Doホールディングス<3457>(東証プライム)は12月22日午後、住みながらその家を売却できるサービス「ハウス・リースバック」で取得した個人住宅などの不動産を流動化し、ファンドであるHLB17号合同会社(一般社団法人ファンドドゥ17号、東京都千代田区霞が関)に当該信託受益権を譲渡すると発表した。信託受益権譲渡日は2023年12月26日の予定。

 今回の譲渡資産(信託受益権)の概要は、首都圏・中部圏・近畿圏を中心とした戸建住宅および区分所有建物124件(予定)、平均・戸当り約17百万円で、譲渡価格は21億24百万円(予定)、帳簿価格は17億26百万円(予定)、譲渡益3億98百万円(予定)。

 「ハウス・リースバック」は、持ち家などの不動産を活用することで高齢者や個人事業主など様々な人々の資金ニーズに応えることができるサービスとして注目されている。同社では、業界に先駆けてサービスの提供を開始し、2023年で10周年を迎え5000件超の契約数に至っており、先駆者として大変好評を博している。

 And Doホールディングスでは、安定的な収益確保と持続的な成長を図るため、「ハウス・リースバック」の取扱い件数増加およびエリア拡大に努めており、取得した個人住宅などの資産を流動化することで、さらなる収益拡大を図るとともに、保有資産の効率的活用および財務の健全化につながる方法として流動化を行っている。

 本件譲渡にともない、And Doホールディングスは2024年6月期・第2四半期連結決算で上記譲渡価格を売上高に計上する見込み。また匿名組合出資分の配当は営業外収益として計上する予定。なお、本件は23年8月に公表した24年6月期の通期業績予想に含まれており、現時点での通期業績予想の変更はないとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る