シナネンHDのシナネンがユーグレナと協業し次世代バイオディーゼル燃料の取り扱いを開、株価は上場来の高値

■「サステオ」、平野石油とも協業しワンストップで供給、CO2削減に寄与

 シナネンHD(シナネンホールディングス)<8132>(東証プライム)は、このほど、脱炭素社会の実現に寄与する新規事業の取り組みとして、子会社でエネルギーソリューションを提供するシナネン株式会社がユーグレナ<2931>(東証プライム)の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」の取り扱いを開始した。また、次世代バイオディーゼル燃料の普及拡大を目指して平野石油株式会社(東京都台東区)と一気通貫のサプライチェーン構築の共同実証を開始した。

 28日の株価は4255円(75円高)と上値を追い、約3か月ぶりに実質的な上場来の高値を更新している。

■「シナネンオイルスクエア鶴見」で取り扱い開始、関東圏から順次拡大へ

 シナネンは地域のインフラを担う石油供給施設として、「オイルスクエア」と「灯油センター」を日本全国に展開している。このたび、既存燃料の取り扱いに加え、脱炭素社会の実現に寄与する新規事業の取り組みとして、神奈川県横浜市の「シナネンオイルスクエア鶴見」で「サステオ」の取り扱いを開始した。

 バイオディーゼル燃料はCO2排出量削減につながる軽油の代替燃料で、主にトラックやバス等の車両、建設機械等に使用される。「サステオ」を軽油の代わりに使用することによって、カーボンニュートラルの概念から燃料燃焼時に排出するCO2が約20%削減される見込み。

 シナネンが「サステオ」を取り扱うに当たり、シナネンの石油油槽所を販売拠点として活用し、平野石油が顧客への運送を担いワンストップ体制で対応する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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