【株式市場】前場の日経平均は293円高、自動車株など高安混在だが物色強く6日続伸基調で連日高値を更新

◆日経平均は3万5870円73銭(293円62銭高)、TOPIXは2520.01ポイント(25.78ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億8707万株

 1月15日(月)前場の東京株式市場は、為替が円高気味で始まったことなどを受け、自動車株や電気精密株などは高安混在となったが、半導体関連の中ではディスコ<6146>(東証プライム)が生産設備の拡充報道を受けて活況高となり、アドバンテ<6857>(東証プライム)は業績期待などで次第高など、買いの強さがうかがえた。日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株が軒並み値幅を伴う上げとなり、紅海、ペルシャ湾の軍事緊張など材料視。日経平均は取引開始後の32円79銭安(3万5544円32銭)を下値に次第高となり、午前10時過ぎに上げ幅200円を超え、前引けにかけて298円93銭高(3万5875円94銭)まで上げ、1990年2月以来の高値を5日連続更新した。

 三井住友FG<8316>(東証プライム)などの銀行株が軒並み反発し、前週末のNY市場で上げたことなど材料視。マネーフォワード<3994>(東証プライム)は11月決算と今期予想など好感されて一時ストップ高、サーラコーポレーション<2734>(東証プライム)、ラクト・ジャパン<3139>(東証プライム)、ファーストブラザーズ<3454>(東証プライム)も11月決算など好感されて急伸。サインポスト<3996>(スタンダード)は第3四半期決算が好感されストップ高。ティムス<4891>(東証グロース)は香港資本との提携が好感され2日連続ストップ高。クックビズ<6558>(東証グロース)は11月決算など好感されてストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億8707万株、売買代金は2兆851億円。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は1289銘柄、値下がり銘柄数は338銘柄。

 東証33業種別指数は空運を除く32業種値上がりし、海運、証券商品先物、その他金融、鉱業、銀行、鉄鋼、卸売り、石油石炭、電力ガス、倉庫運輸、保険、建設、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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