三菱重工が上場来の高値に進む、業績好調で防衛装備品の輸出を巡る議論の高まりなど材料視

■割高感ないためテクニカル的な2段上げ相場への発展を期待の様子も

 三菱重工業<7011>(東証プライム)は1月30日、続伸基調となって上値を追い、9918円(230円高)まで上げて約1週間ぶりに上場来の高値を更新し、午前11時を過ぎても上げ幅150円前後で強い相場を続けている。1月18日に米防衛大手ノースロップ・グラマンとの協業契約が伝えられてから高値圏で再びジリ高傾向となり、株価が強い底流には、防衛装備品の輸出を巡る議論の高まりなどがあるとみられている。

 業績も好調で、今期・2024年3月期は連結純利益などが連続最高を更新する見込み。PERは17倍台のため市場平均並みで割高感はないとみられ、テクニカル的には23年4月から9月にかけての上げ幅約4000円と同程度の上げを指向する2段上げ相場への発展がイメージできるとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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