メタウォーター、カンボジア王国プノンペン都初の公共下水道施設が完成

■同社の下水処理システム「前ろ過散水ろ床法」を採用、水・衛生環境の改善に貢献

 メタウォーター<9551>(東証プライム)とクボタ<6326>(東証プライム)グループのクボタ建設(大阪市浪速区)で構成する共同企業体が受注した「プノンペン下水道整備計画」において、公共下水道施設(チュングエック下水処理場)が完成し、2023年12月27日に記念式典が開催したと発表。式典には、カンボジア王国のフン・マネット首相、植野篤志氏・駐カンボジア日本国特命全権大使をはじめ、クボタ建設の海外事業部長井原直己氏・常務執行役員、同社の執行役員・海外本部長・秋川健氏など関係者が出席したほか、同施設の近隣住民約3000人も参加した。

 同事業は、日本の政府開発援助(ODA)による無償資金協力案件であり、カンボジア王国プノンペン都初の公共下水道施設整備事業。急激な都市化と人口増加に伴い汚水量が増大しているプノンペン都において、特に水質悪化が著しいチュングエック湖の周辺地域に下水処理施設の建設と、下水管渠の整備を実施し、同地域の水・衛生環境、および住民の生活環境の改善に貢献する。

 同施設では、下水処理方式として、同社が新興国向けに開発し、すでにベトナム国ホイアン市などで導入実績がある「前ろ過散水ろ床法(Pre-treated Trickling Filter)」が採用されており、1日当たり約5000m3生活排水の処理が可能となる。

 同社グループは今後も、東南アジア諸国など、経済発展に伴い水環境悪化の課題を抱える新興国を中心に、「前ろ過散水ろ床法」などの独自技術・システムを積極的に提案し、その課題解決に貢献していいくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
  2. ■「働いて働いて──」が年間大賞!多様な社会現象を映すトップテン発表  自由国民社は12月1日、年…
  3. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る