【株式市場】前場の日経平均は59円安、半導体関連株の上げ一服が続き最高値更新は小休止

◆日経平均は3万9191円99銭(47円53銭安)、TOPIXは2672.57ポイント(5.89ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億6731万株

 2月28日(水)前場の東京株式市場は、レーザーテック<6920>(東証プライム)が強もみあいなど半導体関連株が引き続き足場固めの動きとなり、自動車、大手商社株は総じて軟調に推移。一方、日本製鉄<5401>(東証プライム)などの鉄鋼株は続伸基調で、王子HD<3861>(東証プライム)などの低PBR株も堅調。日経平均は昨27日まで3日連続最高値を更新したが、今日は50円安で始まり、午前10時過ぎに164円05銭安(3万9075円47銭)まで下げたが前引けは47円安にとどまった。

 東京電力ホールディングス<9501>(東証プライム)が次第高となり値上がり率7%に迫りS&Pによる格付の引き上げを材料視。DeNa<2432>(東証プライム)はポケモン新ゲームが材料視されストップ高の急反発。アースインフィニティ<7692>(東証スタンダード)は売電契約数の拡大を好感した2月中旬の急伸相場が半値押しの調整を完了とされ再騰し高値更新。日本KFCホールディングス<9873>(東証スタンダード)は10時半頃から一段高の急伸となり1位株主の三菱商事<8058>(東証プライム)による売却が伝えられたが新たな株主との新展開などに期待が出たもようでストップ高。AppBank<6177>(東証グロース)は「名物男」村井氏を含むトップ人事を受けて新展開に期待とされ2日連続ストップ高。DNAチップ研究所<2397>(東証スタンダード)は肺がんに関する検査システムの保険適用が好感され買い気配のままストップ高。

新規上場のCocolive(ココリブ)<137A>(東証グロース)と光フードサービス<138A>(東証グロース・名証ネクスト)は前場、買い気配のまま初値がつかなかった。

 東証プライム市場の出来高概算は9億6731万株、売買代金は2兆4837億円。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は966銘柄、値下がり銘柄数は629銘柄。

 東証33業種別指数は17業種が値上がりし、電力ガス、パルプ紙、サービス、石油石炭、水産農林、鉄鋼、非鉄金属、金属製品、鉱業、ガラス土石、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る