チエルは後場も本日の高値圏で推移、業績好調で自社株買いなど好感される

■今期の業績予想は伸び率鈍化だが内実は好調の見方

 チエル<3933>(JQS)は6月3日の後場、6%高の1313円(78円高)で始まり、前場の高値1328円(7%高の93円高)に次いで高値圏で推移している。前期決算の大幅増益に続き、自己株式取得(自社株買い)を発表し、好感拡大となった。

 6月2日の夕方、発行済株式総数(自己株式を除く)の2.56%に相当する20万株、取得総額3.0億円を上限とする自己株式取得(自社株買い)を発表した。取得期間は2021年6月7日から同年9月30日。

 2021年3月期の連結決算(5月14日発表)は、売上高が前期比28.1%増加し、営業利益は同2.1倍の大幅増益決算だった。今期予想は売上高を2.9%増、営業利益を1.3%増とした。

 今期は伸び率の鈍化を想定するが、小中学校の「GIGAスクール構想」、高校・大学のクラウド対応学習プラットフォームなどの受注が「利用期間に応じて来期以降の売上に分割計上されることとなり」(決算短信より)、諸々の事情があっての予想との見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る