そーせいグループは7か月ぶりに1800円台を回復、約3億76百万円のマイルストン受領を好感

■今12月期の業績予想は非開示だが寄与度は小さくないとの見方

 そーせいグループ<4565>(東証プライム)は3月8日、4日続伸基調となり、後場寄り後に一段と上げて10%高の1826円(164円高)をつけ、約7か月ぶりに1800円台を回復している。6日に2.5百万米ドル(約3億76百万円)のマイルストンを受領する予定と発表し、前期・2023年12月期の親会社の所有者に帰属する連結純利益が約72億円の赤字だったこともあり、連日買い材料視されている。

 発表によると、同社は2017年に100%子会社だったアクティバスファーマ社を台湾取引所に上場するFormosa社に売却し、アクティバスファーマ社が研究開発を行っていた新薬候補化合物をFormosa社が継続して開発を進め、今般、米国FDAより術後眼炎および疼痛治療薬として承認を取得した。

 そーせいグループは、今期・24年12月期の連結業績予想について、決算短信には「合理的な業績予想の算定が困難」(決算短信)として記載していないが、今回のマイルストンの寄与度は小さくないとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る