コメリは実質7連騰で高値更新、248品目を値下げ、政策に逆行するが集客効果などに期待

■生活者から喝采を浴びるのではといった見方も

 コメリ<8218>(東証プライム)は3月14日、一段ジリ高傾向となり、午前11時過ぎに3525円(65円高)まで上げて約半月ぶりに高値を更新し、7日続伸基調(前日比変わらずを一日含む)となっている。生活百貨店型のホームセンターを展開し、3月1日から248品目の値下げを実施と発表済みで、集客効果などへの期待が強まっている。

 3月1日に発表した2月の月次動向は既存店の売上高は7か月連続減となり、株価は翌取引日に4%安(135円安の3360円)と下げたが、その後は13日まで実質6連騰。14日は下げ幅を奪回して高値に進んだ。政府も日銀も物価上昇を容認する中での大規模な値下げは「おかみ」を刺激しかねないとの見方があるものの、生活者の過半は物価上昇に追いつけない状況とみられる中では喝采を浴びるのではといった見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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