日清食品HDはジワジワ出直る、食品企業として世界初の『ISO30414』認証など連日好感

■年初来安値圏で小動きだが「陽線」続く、下値固まる様子

 日清食品HD(日清食品ホールディングス)<2897>(東証プライム)は3月15日、徐々に強含む相場となり、午前11時にかけて4309円(44円高)まで上げて年初来の安値圏から連日出直っている。13日付で「食品企業として世界で初めて『ISO 30414』の認証を取得」と発表し、注目された上、このところは、3月18日発売予定の「四季報・春号」(東洋経済新報社)での評価に期待する動きもあるという。

 「ISO 30414」は、人材を「資本」として捉える、人的資本に関する情報開示の国際的なガイドライン。2月中旬に発表した第3四半期連結決算では、期初から累計のコア営業利益が42%増加し、通期予想の91%を達成した。3月に入り、野村証券が目標株価を5400円から4800円に引き下げたと伝えられ年初来の安値に進んだが、ここ数日は日足チャートで陽線(始値より終値が高い罫線)が連続し、下値が固まる様子となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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