日清オイリオGは急反発で始まる、発行株数の7.67%規模の自社株買いと消却を好感

■総額100億円、中期計画の期間中に200億円の自社株買いを予定し今回はその一部

 日清オイリオG(日清オイリオグループ)<2602>(東証プライム)は6月18日、急反発で始まり、取引開始後は7%高の5000円(310円高)まで上げて約1か月ぶりに5000円台を回復している。17日の通常取引終了後に自己株式の取得(自社株買い)と消却を発表し、好感買いが先行している。

 自社株買いは、250万株(上限、自己株式を除く発行済株式総数の7.67%)、総額100億円(上限)の規模で、2025年6月18日から26年3月31日までの予定で実施するとし、うち50万株は6月18日午前8時45分の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)に買付の委託を行うとした。これらにより取得した全株数を26年4月30日(予定)付で消却するとした。

 25年5月に中期経営計画「Value UpX」における株主還元方針の変更に関するお知らせを発表し、計画期間中に200億円を目安とした自社株買いを行う計画を開示済み。今回はそのうちの一部になるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る