【株式市場】前場の日経平均は55円安、朝方の287円安から回復、TOPIXは高い

◆日経平均は3万8751円54銭(55円84銭安)、TOPIXは2676.95ポイント(15.36ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億8965万株

 3月15日(金)前場の東京株式市場は、米NASDAQの2日続落などを受けて半導体関連株が下げ、日本取引所G<8697>(東証プライム)など証券株にも軟調な銘柄がみられた一方、雪印メグミルク<2270>(東証プライム)は政策保有株式の縮減と増配など好感され2日連続活況高となり、東京電力HD<9501>(東証プライム)などは国際原子力機関の幹部と経産相との会談など材料視され活況高。原油高を受け出光興産<5019>(東証プライム)なども高い。日経平均は取引開始直後の287円44銭安(3万8519円94銭)を下値に持ち直し傾向となり、前引けは55円安にとどまった。TOPIXは高い。

 巴工業<6309>(東証プライム)が棒立ちの急伸となって約3か月ぶりに上場来の高値を更新し、第1四半期の大幅増益など好感。シナネンホールディングス<8132>(東証プライム)は3日連続上場来の高値を更新し、シェアリング関連事業への期待に原油高効果の期待が上乗せ。伊勢化学<4107>(東証スタンダード)は曲がる太陽電池原料の拡大期待で高値更新。デリバリーコンサルティング<9240>(東証グロース)は第2四半期の大幅増益決算が好感され急伸ストップ高。さくらさくプラス<7097>(東証グロース)は業績予想の増額修正など好感され2日連続大幅高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億8965万株、売買代金は2兆1539億円。プライム上場1656銘柄のうち、値上がり銘柄数は1067銘柄、値下がり銘柄数は525銘柄。

 東証33業種別指数は26業種が値上がりし、鉱業、石油石炭、卸売り、電力ガス、輸送用機器、不動産、倉庫運輸、建設、鉄鋼、ガラス土石、陸運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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