サニックス、廃棄物由来の重油代替燃料「再生油Bio」の製造能力を倍増

■CO2排出量を年間約1万2000トン削減

 サニックス<4651>(東証プライム)は3月21日、福岡県北九州市にあるひびき工場で、廃棄物由来の重油代替燃料「再生油Bio」の製造ラインを拡張し、稼働を開始したと発表。これにより、製造能力は従来の2倍に増加し、年間4320トンの「再生油Bio」を生産する見込みである。この燃料は、CO2排出量を年間約1万2000トン削減することが可能で、脱炭素社会への貢献が期待される。

 「再生油Bio」は、飲食店や食品工場から排出される廃水や汚泥などの産業廃棄物を原料としており、油分のみを分離回収している。この燃料は、カーボンニュートラルの実現に貢献するだけでなく、産業廃棄物の削減と再資源化を実現し、循環型社会の構築にも寄与している。

 同社は、1975年の創業以来、環境とエネルギーに関する事業を展開しており、太陽光発電の調達・販売・施工から、産業廃棄物の燃料化、電力小売まで、幅広い事業を通じて社会貢献を行っている。また、スポーツを通じた青少年の健全育成と国際交流にも力を入れている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る