伊藤忠商事が上場来初の7000円台に進む、新経営方針で「総還元性向50%」などめざすとし好感買い先行

■2024年度の配当は200円(前期比+40円)を下限に

 伊藤忠商事<8001>(東証プライム)は4月4日、一段高で始まり、取引開始後は7039円(274円高)をつけて上場来初の7000円台に進んでいる。3日の13時に「経営方針『The Brand-new Deal』及び2024年度経営計画」を発表し、2024年度の経営計画として「総還元性向50%目途」「1株当たり配当200円下限(前期比+40円)」などとし、好感買いが続いている。

 発表によると、これまで当社の成長を支えてきた基本的な考え方や経営手法を踏襲し、世の中のニーズの変化を先取りするとともに、祖業である川下分野から川上・川中まで幅広い分野で培った資産・ノウハウを活用し、成長投資を加速させることで事業領域を拡大していく。投資を通じた着実な収益成長に加え、企業ブランド価値の向上、株主還元拡大の3本柱で、企業価値の持続的な向上を目指す、などとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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