第一屋製パンは決算発表後の下げを完全回復、業績回復への期待が再燃

■「ポケモンパン」25周年ラインナップなど好調、黒字定着・回復に期待

 第一屋製パン<2215>(東証スタンダード)は2月21日、10%高の757円(68円高)まで上げた後も750円前後で堅調に売買され、決算発表後の下げを完全に回復、約3週間前につけた2021年以来の高値855円に向けて出直りを強めている。2023年12月期の連結決算は各利益とも黒字に転換。「ポケモンパン」25周年を記念したラインナップなど好調で、今期・24年12月期の予想は減益としたが、黒字定着からさらなる業績回復への期待が再燃している。

 12月決算を発表した翌日の2月15日は15%安(110円安の628円)と大きく下押したが、翌16日からは続伸し、この下げ幅を21日に奪回した。決算発表の後は出尽し売りや落胆売りがよく見受けられるが、下げても回復が早い場合は業績動向への評価が高いと見ることができ、注目要因のひとつとされている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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