泉州電業が上場来の高値を更新、銅の国内建値の最高更新など好感

■業績は好調、第1四半期決算の時点で通期予想などを増額修正

 泉州電業<9824>(東証プライム)は4月8日、前後場とも次第に上げ幅を広げて13時20分には11%高の5570円(540円高)をつけ、4取引日ぶりに実質的な上場来の高値を更新している。銅の市況と売上高の連動性が大とされ、銅の国内相対取引の目安となる建値が5日に最高値を更新したことなどが買い材料視されている。

 「JX金属は5日、銅の国内相対取引の目安となる建値を5万円引き上げ、1トン145万円とした。中国での景気懸念が和らいでおり、国際価格が堅調に推移している。3日につけた最高値(140万円)を更新した」(日経電子版4月5日夜)と伝えられた。

 業績はすでに好調で、第1四半期(2023年11月~24年1月)の決算を発表した3月4日に早々と第2四半期および10月通期の連結業績予想の増額修正も発表した。「電線の主材料である銅価格が高値で推移したことに加え、自動車向け及び建設・電販向けの売上高の増加等」(発表リリース)により、予想を上回る見込みになった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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