【株式市場】日経平均は354円高、ロシア占拠の原発に連続攻撃とされ後場一進一退となるが上げ幅を保ち反発

◆日経平均は3万9347円04銭(354円96銭高)、TOPIXは2728.32ポイント(25.70ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億6579万株

 4月8日(月)後場の東京株式市場は、ロシアが占拠する原発に連続的な攻撃と昼頃にかけて伝えられたことなどを受けて手控え模様となり、前場にガザ停戦期待で活況高となった半導体関連株や大手商社株などが高値もみあいに転換、自動車株も一部を除きもみ合いに転じた。一方、日本製鉄<5401>(東証プライム)や神戸鋼<5406>(東証プライム)は一段強含んで堅調。東京電力HD<9501>(東証プライム)も前場の上げ幅を保ち、ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)は水素燃料基地など材料視され一段強い値動き。プライム銘柄の売買代金上位4銘柄をソシオネクスト<6526>(東証プライム)などの半導体株が占めた。日経平均は前引けを110円ほど下回る417円高で始まり、横ばい推移の後14時半頃に204円92銭高(3万9197円ちょうど)までダレたが大引けは上げ幅300円台で前週末比反発となった。

 後場は、泉州電業<9824>(東証プライム)が一段と上げて高値更新幅を広げ銅の国内建値の最高値等材料視され、岡野バルブ<6492>(東証スタンダード)は第1四半期決算がの黒字化など好感され朝から大引けまで終日買い気配のままストップ高。ソフトフロントホールディングス<2321>(東証グロース)は後場寄りから急伸し一時ストップ高、AI活用サービスでの技術パートナー連携を好感。

 新規上場のイタミアート<168A>(東証グロース)は2000円(公開価格1600円の25%高)で初値をつけ、高値は2000円、大引けは1753円。

 東証プライム市場の出来高概算は15億6579万株(前引けは7億7322万株)、売買代金は4兆633億円(同2兆403億円)。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は1226(前引けは1287)銘柄、値下がり銘柄数は383(同317)銘柄。

 東証33業種別指数は鉱業、空運を除く31業種が値上がり(前引けは鉱業を除く32業種が値上がり)し、値上がり率上位は、輸送用機器、証券商品先物、石油石炭、その他金融、銀行、不動産、機械、機械、その他製品、卸売り、パルプ紙、非鉄金属、ガラス土石、電気機器、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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