富士通ゼネラル、千葉県旭市の防災無線、新技術でクリアな音声を市内全域へ

■新システム「SIAFOLS」技術搭載、聞き取りやすさと安全性を向上

 富士通ゼネラル<6755>(東証プライム)は4月9日、千葉県旭市の「GRANCAST」防災行政無線システムを新無線方式に切り替え、放送音のクリアさと到達エリアの拡大を実現したと発表。2025年度末までに市内全域の屋外子局や戸別受信機を新方式に順次切り替えていく。旭市は、自然災害への備えを強化し、市内約2万7000世帯のうち8割を超える2万2000台の戸別受信機を配布している。

 新システム「SIAFOLS」は、季節や天候に合わせて放送音を自動で聞き取りやすく変換し、豪雨や騒音下でもクリアな放送を実現。高性能スピーカーにより音声の到達エリアが拡大され、津波や浸水の影響を受けにくい設計となっている。

 システム全体の再構築により、電波不感地帯を解消。改修期間中は、旧式と新方式の機器が平行運用され、放送操作を1度で同時に完結できる設計である。旭市ホームページや電子メール、X(旧Twitter)など複数のメディアでの一括配信も可能となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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