セブン&アイHDは軟調、株主優待制度の導入とスーパー事業の株式上場検討など発表したが受け止め方は分かれる

■優待は8月末の株主から開始し2回目以降は毎年2月末を基準に実施

 セブン&アイHD(セブン&アイ・ホールディングス)<3382>(東証プライム)は4月11日、2152.5円(7.5円高)で始まった後軟化し、売買交錯となっている。10日の15時前にグループの企業価値・株主価値の最大化に向けたアクションプランなどを発表し、続いて2月決算と株主優待制度の導入なども発表。イトーヨーカ堂を核とするスーパー事業については株式上場(IPO)も含めて将来を検討する方針と伝えられたが、株式市場の受け止め方は分かれる始まりとなった。ただ、今朝は日経平均が取引開始後に500円安と大きく下押しているため、この影響もあるようだ。

 株主優待は、保有株数と保有期間に応じて、同社グループ共通で利用できるセブン&アイ共通商品券、もしくは社会貢献活動団体への寄付のいずれかを贈呈する。初回の実施2024年8月末日現在の株主名簿上で100株以上保有する株主を対象に行い、以後は毎年2月末日現在の株主名簿上で100株以上保有する株主を対象に行うとした。

 共通商品券は、たとえば保有株数が100株以上400株未満の場合、継続保有期間が3年未満の株主には2000円相当を贈呈し、同3年以上の株主には2500円分を贈呈する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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