ディジタルメディアプロフェッショナルは調整一巡して反発期待、19年3月期大幅営業増益予想

株式市場 銘柄

 ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>(東マ)は、独自開発したグラフィックスIPのライセンスやLSIの販売を主力としている。19年3月期は次世代LSIの数量拡大などで大幅営業増益予想である。株価は年初来安値圏だが、調整一巡して反発を期待したい。

■独自開発したグラフィックスIPのライセンスやLSIを展開

 組み込みシステムのビジュアル・コンピューティング分野を中核として、独自開発した2D・3Dグラフィックス技術のハードウェアIPやソフトウェアIPをライセンス販売するIPコアライセンス事業、これらのIPを搭載したグラフィックスLSIを開発・販売するLSI製品事業、IP製品に関連したソフトウェア受託開発のプロフェッショナルサービス事業を展開している。

 18年3月期から量産出荷開始した次世代画像処理LSI「RS1」が複数の大手有力顧客に採用されたため、業界標準プラットフォームを目指して顧客製品立ち上げサポートに注力し、SoCモジュールビジネスを収益の柱に育成する方針だ。
■19年3月期大幅増収・営業増益予想

 19年3月期の非連結業績予想は、売上高が18年3月期比23.2%増の12億円、営業利益が43.3%増の1億円、経常利益が50.6%増の1億円、純利益が17.6%減の90百万円としている。18年3月期から量産出荷開始した次世代画像処理LSI「RS1」の販売数量が拡大して大幅増収・営業増益予想である。

■株価は調整一巡して反発期待

 株価は5月の戻り高値9030円から反落して水準を切り下げ、7月20日に年初来安値となる4915円まで下押す場面があった。7月20日の終値は5030円、今期予想PERは約156倍、時価総額は約141億円である。

 週足チャートで見ると52移動平均線を割り込んだが、5000円近辺が下値支持線となりそうだ。調整一巡して反発を期待したい。

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