ピックルスHDが東証プライム上場維持基準の全項目に適合、唯一未達だった「流通株式時価総額」も達成を確認

■経営目標の達成とともに株主還元など強化、2月決算は連続最高益

 ピックルスHD(ピックルスホールディングス)<2935>(東証プライム)は4月12日の午後、東証プライム市場の上場維持基準の全項目について基準に適合していることを確認と発表した。

 2023年2月末時点において、唯一「流通株式時価総額」についてプライム市場の上場維持基準に適合していなかったが、「上場維持基準への適合に向けた計画」に基づき取り組みを進めてきた。23年12月には、業績動向などを勘案し、24年2月期の期末配当金を1株22円から24円に増配することも発表した。こうした取組の結果、24年2月末時点において、プライム市場の全ての上場維持基準に適合していることを確認した。

 同社では、23年5月に開示した「上場維持基準への適合に向けた計画」に記載のとおり、(1)中期経営目標達成に向けた取り組み、(2)IR活動の充実、(3)サステナビリティ活動の充実、(4)株主還元の強化、(5)流通株式数の増加などに取り組んできた。流通株式比率については1.2%低下したものの、流通株式時価総額は増加し、プライム市場の上場維持基準への適合を達成した。

 同時に発表した24年2月期の連結決算は、売上高が前期比4.8%増の430億38百万円となり、経常利益は同7.3%増の17億71百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同3.2%増の11億75百万円で、当期純利益などが連続最高を更新した。今期の予想も売上高、各利益の続伸を想定している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る