味の素が後場プラス圏に浮上、冷凍食品の中国工場を集約・強化、GW明けの決算発表にも期待強まる様子

■5月9日に3月決算発表、27日には自己株式の消却も予定

 味の素<2802>(東証プライム)は5月1日の後場寄り後に前日比でプラス圏に浮上して2日続伸基調となり、13時過ぎには5919円(44円高)まで上げ、このところの出直り相場で高値に進んでいる。30日付で、味の素冷凍食品(株)の中国自社工場の集約・強化を発表し、コスト削減や収益寄与への期待が出ているほか、ゴールデンウイーク(GW)明けの5月9日に3月決算の発表を予定。決算に期待する向きからの先取り買いも入っているようだ。5月27日には569万9700株(消却前の発行済株式の総数に対する割合1.09%)の消却も予定している。

 2024年3月期の連結業績は、2月に発表した第3四半期決算発表の時点で売上高を1兆4650億円(前期比7.8%増)、事業利益を1500億円(同10.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益を1000億円(同6.3%増)。売上高、各利益とも連続で最高を更新することになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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