【株式市場】日経平均は599円高となり大幅反発、中東の停戦に期待強く業績動向の選別買いも活発

◆日経平均は3万8835円10銭(599円03銭高)、TOPIXは2746.22ポイント(17.69ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億5038万株

 5月7日(火)後場の東京株式市場は、鉄鋼株の中で神戸鋼<5406>(東証プライム)が高く、不動産株の中では三井不<8801>(東証プライム)が安いなど、同一業種の中でも高安分かれる様子があり、業績動向などで選別買いする動きが強いもよう。それでも、中東で停戦が実現すればエネルギーコストが低下し経済活性化の要因になるため全般は下値が堅く、日本郵船<9101>(東証プライム)は小幅高だが高値引け。レーザーテック<6920>(東証プライム)は一段と上げた。日経平均は434円高で始まったあと上げ幅を広げ、前場の高値(627円07銭高の3万8863円14銭)に迫りながら推移し、大引けも599円高で大幅反発となった。

 後場は、GreenEnergy<1436>(東証グロース)が昼12時30分に発表した株主優待の拡充を好感して急伸しストップ高。タカキュー<8166>(東証スタンダード)は13時に発表した月次動向を受けて一時急伸し、中部飼料<2053>(東証プライム)は14時の3月決算発表を受けて急伸。ヨシコン<5280>(東証スタンダード)は3月決算と今期予想、自社株買いなど好感され朝の取引開始から大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は16億5038万株(前引けは8億2023万株)、売買代金は4兆6830億円(同2兆3661億円)。プライム上場1651銘柄のうち、値上がり銘柄数は1116(前引けは1016)銘柄、値下がり銘柄数は487(同582)銘柄。

 東証33業種別指数は23業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位は、証券商品先物、機械、その他製品、サービス、電気機器、非鉄金属、情報通信、海運、ガラス土石、金属製品、その他金融、鉱業、精密機器、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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