【編集長の視点】ハッチ・ワークは大幅増益業績を見直して不動産テック関連株人気を再燃させ反発

 ハッチ・ワーク<148A>(東証グロース)は、前日9日に18円高の2399円と反発して引け、今年4月5日につけた上場来安値1891円からの底上げ幅を拡大させた。同社株は、今年3月26日に新規株式公開(IPO)されたばかりで、今2024年12月期業績が、大幅増益と予想されていることで不動産テック株としての成長可能性を見直し直近IPO株買いが再燃した。テクニカル的にもIPO直後の上場来高値4015円から同安値への調整幅の3分の1戻しを達成してもみ合っており、まず半値戻しに進み全値戻しへの期待を高めている。

■ポータルサイトの導入社数増加が駐車場利用者数を拡大させる好循環

 同社は、月極イノベーション事業では管理会社向けの月極駐車場支援サービス「アットパーキング」、ビルディングイノベーション事業では、貸会議室運営の会議室サービスを展開している。この「アットパーキング」では、月極駐車場検索ポータルサイト「アットパーキング」の導入社数の増加が、掲載件数の増加、登録台数の増加、駐車場利用者の拡大へと好循環し、そのうえにインターネット上で契約が完結するなど「不動産テック」株的な側面を持っている。

 IPO後の初決算となる今2024年12月期業績は、コロナ禍の影響も一巡して売り上げ24億4400万円(前期比18.9%増)、営業利益1億9400万円(前期は2000万円の黒字)、営業利益1億9000万円(同1100万円の黒字)、純利益2億6300万円(同7700万円の黒字)と予想している。今期第1四半期(2014年1月~3月期)決算は、今月5月中旬に発表予定であり、今期の大幅続伸業績を再確認することになる。

■PER16倍と相対的に割り負け最高値調整幅の3分の1戻しから半値戻しにチャレンジ

 株価は、公開価格2160円でIPOされ2815円で初値をつけたあと即ストップ高し、翌27日もストップ高で上場来高値4015円まで買い進まれる高人気となった。同高値後は、IPOラッシュによるIPO人気の反動と東証グロース市場の下値波乱が重なって上場来安値1891円まで調整し、売られ過ぎとして2637円までリバウンドして最高値から最安値までの調整幅の3分の1戻しをクリアしてもみ合っている。PERは、16.2倍と直近IPO株になかでも相対的に割り負けており、3分の1戻しから半値戻しの2953円にチャレンジし、相場格言の「半値戻しは全値戻し」を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞・株式投資情報編集長=浅妻昭治)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■レジレス無人店舗やスマート案内など、デジタル施策を集約した初の次世代店  ホームセンターのカイン…
  2. ■読書感想文から見えるヒット本動向、新作首位は『イン・ザ・メガチャーチ』  note<5243>(…
  3. ■耐衝撃性と高平坦性を備えた次世代AR材料  三井化学<4183>(東証プライム)は12月10日、…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■上場来高値更新の金先物、産金・再資源化・再販株に資金集結  当コラムでは昨年来、何度も金関連株を…
  2. ■地政学リスクの影が迫る市場、ヘッジ先は金関連株にあり  しばしばニュースで報じられる高齢ドライバ…
  3. ■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ  長期にわたり株式市場を押し上げてきた金…
  4. ■為替が握る業績相場の行方、円安継続が選別相場を加速  株式市場が金融環境主導の相場から業績重視の…
  5.  再生可能エネルギーの次を見据えた次世代エネルギー分野では、実用化への距離が縮まりつつある核融合発電…
  6. ■AI圏外で存在感を増すディープ・テック、次世代エネルギー関連株に再評価余地  ハイテク株市場では…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る