大和ハウス、米東部での戸建住宅事業を拡大、プレステージ社を完全子会社化

■シャーロット都市圏を中心に事業展開する土地開発会社を取得

 大和ハウス工業<1925>(東証プライム)は5月13日、スタンレー・マーチン社を通じてプレステージ社の持分全てを取得したと発表。これは、2026年度の「第7次中期経営計画」における海外事業の売上高1兆円・営業利益1000億円達成に向けた戦略の一環である。米国東部での戸建住宅事業の拡大を目的としており、スタンレー・マーチン社は、シャーロット都市圏を中心に事業を展開するプレステージ社の持分を取得することで、用地供給の安定化を図っていく。

 大和ハウスグループは、米国の戸建住宅市場において、東部、南部、西部を結ぶスマイルゾーンを軸に事業を拡大している。プレステージ社の持分取得により、シャーロット都市圏での土地開発および土地造成請負事業を強化し、2023年の6568戸から2026年には1万戸超の引渡戸数を目指す。

 シャーロット都市圏は、全米でも有数の金融都市であり、人口流入による住宅需要が堅調であるが、地方自治体の制限的な政策により宅地が不足している。プレステージ社は、この地域で土地開発および土地造成請負事業を行い、安定的な用地供給を可能にしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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