文化シヤッターは次第に強含む、日本IBMが20億円超を支払う判決など好感

■控訴審で16日に判決が言い渡されたと発表

 文化シヤッター<5930>(東証プライム)は5月17日、小安く始まったが次第に強含み、午前10時30分を過ぎては1700円(11円高)と続伸基調に転じている。手掛かり材料としては、16日夜、日本IBM株式会社に対して債務不履行などで提訴していた訴訟の控訴審について、日本IBMが文化シヤッターに20億564万9461円などを支払うこと、などの判決が同日付で言い渡されたと発表。買い材料視されている。

 発表によると、本件訴訟は、新販売管理システムの構築に関するシステム開発プロジェクトの中止による損害を巡るもので、2022年6月に日本IBMに対して19億8331万6016円などの支払いを命じる1審判決が下されたが、双方とも控訴していた。

 14日発表の3月決算では、今期・2025年3月期の連結業績予想を、売上高2300億円(前期比4.0%増)、営業利益150億円(同3.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益114億円(同7.7%増)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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