自動車株が安い中でスズキは値上がり、認証不正事案1件で販売終了、影響軽微の見方

スズキ SUZUKI 7269

■認証不正問題を受け各社に順次、立ち入り検査と伝えられる

 スズキ<7269>(東証プライム)は6月4日、下げて始まったものの午前10時頃から小高い相場に転換し、11時を過ぎては1909.0円(17.5円高)と堅調に推移している。自動車の認証不正問題がトヨタ、マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキの各社でも発覚し、「国交省がトヨタ本社に立ち入り検査」(朝日新聞デジタル6月4日午前9時32分)、「ほか4社にも順次、立ち入り検査に入る」(日本経済新聞6月4日付朝刊)などと伝えられ、各銘柄とも値下がりして始まった中で、スズキは持ち直して目立つ値動きとなっている。

 同社は3日付で国土交通省からの型式指定申請における不正行為の有無等に係る実態調査について開示し、「不正事案が1件発見され」、「2014年9月のアルト(貨物仕様)(ABS無)」、累計販売台数25,999台」「販売終了:2017年12月」とした。実質的な影響は他メーカーに比べて軽微と見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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