
■2023年以来の高値を更新、空運株の中でも値動きの強さ目立つ
日本航空<9201>(東証プライム)は5月20日、2857.0円(12.0円高)まで上げて2023年以来の高値を2日連続更新し、再び一段高の相場となっている。このところは、5月2日に発表した3月決算(2025年3月期・連結)や7日に開示したゴールデンウィーク(GW)期間の利用実績などが好感されて上値を追っており、今期・26年3月期の業績への期待も強いようだ。空運株の中でも値動きの強さが目立つとの受け止め方が出ている。
25年3月期の連結決算は売上収益が再上場後の最高となる1兆8440億円(前年比12%増加)となるなど好調で、今期も事業構造改革と生産性向上を推し進め売上収益1兆9770億円など更なる増収増益をめざす。2025年 ゴールデンウィーク期間の利用実績(4月26日~5月6日)は、提供座席数は前年の98.1%だったが、総旅客数は同3.9%増加し、搭乗率は同4.3ポイント増の77.0%だった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)