JSHが急反発、精神障がい者雇用農園拡大で今期大幅増益予想

■就労受入数26%増、区画数32%増と事業拡大余地大

 JSH<150A>(東証グロ-ス)は6月6日、41円高(6.88%高)の637円(12時50分)まで上げて急反発している。同社の精神障がい者雇用事業が拡大基調にあり、大幅な増益が見込まれていることを好感している。具体的には、今年7月に福岡に18カ所目の農園をオープンし、9月には熊本南にも新規農園が開園予定である。これらの新規開園により、障がい者の受入数が26%増、農園の区画数も32%増を見込んでおり、事業拡大余地は大きい。

 さらに、障害者雇用促進法の改正を受け、法定雇用率が段階的に引き上げられることから、JSHの農園利用企業が増加基調にある。このため、2025年3月期には売上高が18%増、営業利益が24%増、経常利益が31%増、純利益が32%増と、大幅な増益を計画している。在宅医療事業でも訪問件数が13%増加するなど、両事業が順調に拡大している。

 今後は増益期待から上場来高値に向けた再挑戦が期待でき、調整幅の半値戻し738円に続き、全値戻しも視野に入る。精神障がい者雇用の需要増が追い風となり、高収益化が見込まれることから、株価反転の好機と言えよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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