レダックス、Freedom社と日本向けFinTech事業始動

■第三者割当増資で最終持株比率90%へ

 レダックス<7602>(東証スタンダード)は1月30日9時、米国NASDAQ市場に上場する金融グループのFreedom Holding Corp.との合弁事業展開に向け、準備会社を先行設立したと発表した。両社は2025年12月に基本合意書を締結しており、日本市場で次世代型FinTechを活用した金融事業を迅速に立ち上げるため、2段階方式で合弁事業を進める方針で実質合意している。今回の措置は、銀行口座開設や法務体制整備など国内実務を円滑に進めることを目的としたもので、正式な合弁契約締結に先行する対応となる。

 準備会社は「株式会社Freedom Japan」で、設立時はレダックスが全額出資するが、設立後60日以内に第三者割当増資を実施し、最終的にFreedom Holding Corp.が90%、レダックスが10%を保有する予定である。増資完了後は同社CEOのTimur Turlov氏が代表取締役に就任する見通しだ。合弁事業では銀行業参入も視野に市場調査や規制対応を進め、金融規制に精通した法律事務所を顧問に迎え、法務・コンプライアンス体制を整備する。連結業績への短期的影響は軽微としつつ、中長期的な企業価値向上に資する案件として進捗を開示するとしている。

■FinTech期待で年初来高値更新

 1月30日、株価は一時急騰し、前日終値309円から始まり、朝方に388円まで上昇し年初来高値を更新した。米金融大手とのFinTech関連事業を巡る材料を背景に買いが集中し、出来高は390万株超と急増した。一方、値幅上限に近い水準では利益確定売りも出ており、安値は296円まで振れた。PERは約25倍、PBRは1.3倍台と割高感は限定的だが、短期資金主導の値動きが強く、今後は材料消化後の持続力が焦点となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■オーダーメイド開発と人材リスキリングで業務変革を伴走支援  ベルシステム24ホールディングス<6…
  2. ■調査件数拡大と効率化で追徴税額1431億円  国税庁は12月、令和6事務年度における所得税および…
  3. ■企業の6.5%がクマ出没による業務影響と回答、宿泊業で4割に迫る  東京商工リサーチ(TSR)は…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  2. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  3. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  4. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…
  5. ■上場来高値更新の金先物、産金・再資源化・再販株に資金集結  当コラムでは昨年来、何度も金関連株を…
  6. ■地政学リスクの影が迫る市場、ヘッジ先は金関連株にあり  しばしばニュースで報じられる高齢ドライバ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る