シャープ堺工場跡地にアジア最大級AIデータセンターを構築、ソフトバンクとシャープが基本合意締結

■関西最大級、受電容量150メガワット規模!2025年中に本格稼働へ

 ソフトバンク<9434>(東証プライム)とシャープ<6753>(東証プライム)は6月7日、シャープの堺工場(大阪府堺市)を活用した大規模なAI(人工知能)データセンターの構築に向けて、基本合意書を締結したと発表。シャープ堺工場の敷地面積約44万平方メートルと延べ床面積約75万平方メートルの建物に、受電容量約150メガワット規模のデータセンターを構築し、2025年中の本格稼働を目指す。将来的には、受電容量を400メガワット超に拡大する見込みである。

 両社は、2024年1月から協議を進めてきた。ソフトバンクは、シャープ堺工場の土地や建物、電源設備、冷却設備を譲り受けることで、データセンターの早期構築を図る予定だ。2024年秋ごろに着工し、2025年中に本格稼働を目指す。このデータセンターは、生成AIの開発およびその他のAI関連事業に活用するほか、大学や研究機関、企業などにも広く提供される予定である。また、環境負荷の低いデータセンターとして、クリーンエネルギーの活用も検討している。

 今回の基本合意に基づき、今後ソフトバンクとシャープはAI関連事業での連携をさらに深めていく見込みである。両社は、持続可能な成長とイノベーションの促進を目指し、AI技術の発展に貢献していく方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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