いちご、神奈川県横須賀市とRAGを活用した生成AIツールの実証実験を開始

■AIを活用した情報検索技術で、職員の負担軽減を目指す

 いちご<2337>(東証プライム)グループのコリニアは6月11日、神奈川県横須賀市のデジタル・ガバメント推進室と協働で、生成AIツールを活用した実証実験を開始したと発表。このプロジェクトは、契約締結業務における職員の負担を軽減することを目的としている。具体的には、大規模言語モデル(LLM)によるテキスト生成と外部情報検索技術(RAG)を組み合わせ、必要なマニュアルや規則を迅速に検索・参照できるようにするもの。

 横須賀市は、全国で初めて「ChatGPT」を全庁的に活用するなど、DX化の先進的な取り組みを行っている。今回の実証実験は、職員が多くのマニュアルや規則を参照する手間を減らし、効率的に業務を遂行できるようにするためのもの。

 この取り組みによる2025年2月期の連結業績への影響は軽微と見られているが、いちごは、不動産事業の枠を超えたDXソリューションの提供を通じて新たな収益機会を創出し、株主価値の向上を目指す方針としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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