富士通、国内初の商用量子コンピュータシステム受注!産業技術総合研究所が導入

■2025年初旬稼働予定、世界最大級数百量子ビット規模を実現

 富士通<6702>(東証プライム)は5月15日、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)から「超伝導ゲート型量子コンピュータ」を受注したと発表。国内ベンダーが商用量子コンピュータシステムを受注したのは初めてとなる。

 受注した量子コンピュータは、理化学研究所(理研)との共同研究で培った技術を活用し、2025年初旬に産総研量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(G-QuAT)にて稼働する予定。世界最大級となる数百量子ビット規模を実現し、材料、金融、創薬などの様々な分野における実用的な量子アプリケーションの探索を拡大する。

 同受注は、日本の量子コンピュータ技術の進展と、産業界への応用に向けた大きな一歩となる。富士通は今後も、量子コンピューティング技術の研究開発を進め、学術界および産業・社会の革新的な成長に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る